きおくにないうみ ver.3

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□ 青い瞳の妖婦と作家 □

15. 血の平和

「枢機卿派ナンバー3、Aramisと言ったな……
以前はルネと呼ばれ、最近はコンスタンスと名乗っていたはず。
そんな人物が代理人とは、ずいぶんと訳ありのようだが」

「さすがね、鉄仮面。何もかもお見通しってわけね。
本来の依頼主だったフランソワは私が殺してしまったの。
信用できないなら、私は外で待つわ」

「ちょっと待ってくれ。フランソワが割符を託したのは君なんだぞ。
アラミスが蚊帳の外ではおかしいだろう」

「ありがとう。でも、これでいいのよ。
さあ鉄仮面、私の代わりに、フランソワの友人である彼が説明するわ。
だから……」

「いや、構わん。おまえたちの事情に興味はない。
……最後に確認しておく。俺は、さる人物の暗殺を依頼されている。
太后の侍従、王弟の侍女、塩商人の財務卿、イギリスの宰相の四人だ。
今それを実行すればどんなことになるか、わかるな?」

「混乱に乗じて銃士の残党が台頭し、この国はまた騒がしくなるでしょうね」

「10日経っても何も変わらなかったらフランソワから預かった金は返す」

「あなたが失敗するなんて思っていないわ」

「念のためだ。それまで生きていたいなら、正面玄関は避けた方がいい」

「それはどういう……あ、アラミス?!」

「……ローシュフォールが来てるわね。
忠告ありがとう、あなたも気をつけて」

「……さらばだ」



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プチあとがき

鉄仮面が随分とカッコイイ役柄になりました。
国内の要人3名+外国(しかも海を挟んでる)の宰相1名の暗殺を10日で実行とは、有能すぎる。

次回で完結する予定でしたが、ローシュフォールも来てることだしw
1話だけ追加しまーす。

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Date:2013/11/11
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