きおくにないうみ ver.3

□ スポンサー広告 □

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

*    *    *

Information

□ 青い瞳の妖婦と作家 □

14. 運命を開くカギ

 はちみつのような甘い髪の色、青い瞳の女、彼女の名前はコンスタンス。
 だけどその名前も本当の名前かどうか……
 俺は彼女をルネと呼んでいた男を知っている。
 彼は俺の友人、彼はルネの恋人。
 だけど、彼は殺されてしまった。
 はちみつの髪のルネに……



「コンスタンス…… いや、ルネ……なのか?
君が素直にうなずいてくれなければ、君がとぼけているのか、
記憶が間違っているのか、俺にはわからない。
答えてくれ、もっと思い出したいんだ」

「……そうよ、私はコンスタンスじゃない。
私のコードネームはAramis。フランソワはずっとルネと呼んでいたけれど。
Aramisの任務はフランソワを監視すること」

「じゃあ、フランソワを殺したのは……」

「今更とぼけてもしょうがないものね……
あなたの望み通り、すぐにフランソワに会うことになるわ。
でも、その前にいくつか聞いておきたいの」

「君は、俺の記憶の何が知りたいって言うんだ。何もかも曖昧なのに……!」

「あなたが書いていたあの小説…」

「……小説?」

「詩人の話があったでしょう? あの続きを聞かせて」

「詩人は…… フランソワは…… 最後は銃士の俺たちと一つの心になっていたんだ。
だからこそ君はフランソワを始末したんだろう? だが、それで終わった訳じゃない!」

「…………続けて」

「いいか、アラミス! よく聞くんだ!
フランソワは、君にメッセージを残して死んだんだ!
それなのに君は…… 君って女は!!」



『ルネ、私は最後のカギを手に入れた。
 これで君も私も自由になれる!』



「これはフランソワが残した書き付けだ。君なら字を見れば分かるだろう?
あの人は銃士隊の執務室にある椅子の隙間に書き付けを隠してたんだ。
くやしいが、俺にはこの意味がわからない」

「この筆跡…… フランソワが残した……」

「俺はもうどうなってもいい! 記憶なんて思い出しても辛いだけだ!!
始末するなり何なり、君の好きにすればいい。俺は喜んでフランソワの後を追おう!
だが、この書き付けだけは受け取ってくれ!」

「フランソワ…… 最後のカギって、あなた、まさか……」

「なあアラミス、どういう事なんだ。最後のカードって何なんだ!?」

「鉄仮面だわ……
あの事件の少し前、3人目の仲介者が動いたのが確認されていたの」

「仲介者? なんだそれは?」

「鉄仮面…… どんな仕事もしくじったことのない、史上最強の暗殺者。
彼は3人の仲介者を介さないと、連絡が取れないの。
フランソワは彼と連絡が取れたのね……
仲介者からの割符があれば今からでも仕事にかかるはずよ」

「割符ってなんだ?」

「3人目の仲介者にお金を預けて、代わりに割符を受け取って……
それを本人に渡して最後の確認をする……」

「でも、割符はどこにあるんだ? 彼と共に海の底に沈んだのか……?」

「割符……」





『ルネ、君の誕生日に渡そうと思っていたんだが……』

『動かないで! 子供じみた手は使わないことね。
私が今もまだ本気で愛してるとでも思ってたの?』

『これなんだ…… ……ルネ……』





「まさか、このペンダントヘッドが…… 
ああ、フランソワ……!!」



BACK TOP NEXT


プチあとがき

やっと自分から名乗ってくれました。
コンスタンス=ルネ=アラミス。同一人物です。
ちょっとミレディっの人格も入ってるかな。

でも、ミレディも存在してますよー
1話で名前しか出なかったけど。

そろそろ終盤ー




スポンサーサイト

*    *    *

Information

Date:2013/11/08
Comment:0

Comment

コメントの投稿








 ブログ管理者以外には非公開にする
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。