きおくにないうみ ver.3

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□ 青い瞳の妖婦と作家 □

9. 仮面の男

『仮面の男』

『黒装束を身にまとい、冷たい鋼鉄の仮面をつけた謎の男……
 彼は自分を第三者の視点から見ることの出来る、すご腕のプロフェッショナル。
 どの組織にも属さず、報酬さえ受け取れば思想も主義も関係なく仕事をこなす。
 その成功率は98パーセント。
 ある時は単身で騎馬隊を葬り、ある時は難攻不落の城塞に一人で乗り込む。
 その素顔は誰も知らない……』
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「今回はずいぶんと作風を変えたのね」

「おお、コンスタンス! そうなんだ、いつも出版社で言われるんだ。
『人々は気分がスカッと晴れるような痛快な物語を待ち望んでいる。
 君の暗~いお話じゃ版代も出ない』ってね」

「仮面の男というのは……」

「何かそういう話を、以前誰かから聞いたような気がして……
小説に書けば何か思い出すきっかけになるかも知れないと思うんだ」

「それは鉄仮面のことね。…だけど」

「鉄…仮面……?」

「だけど実在しないわ。どこかの王子様が作り上げたおとぎ話よ」

「鉄仮面…… そ、そうだ! 確かに鉄仮面だ!!
よし、そうと分かればドキュメンタリータッチで仕上げるぞ!」

「ちょっと待って!」

「うん?」

「……うかつなことを書くと始末されるわよ」

「うかつなこと? 始末? 何を言ってるんだコンスタンス!
たった今『おとぎ話』だって言ったのは君じゃないか。
ははーん、本当は君も心の中では鉄仮面の存在を信じているんだろ?
よーし、やる気が出て来たぞ!」

「ねぇ、ダルタニャン……」

(…………そろそろ潮時かしらね)

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「うっ!  あああああああああ……ヒトゴロシーーーッ!!
ハァ、ハァ、ハァ……いきなり何をするんだコンスタンス!!
死んでしまうじゃないか!!」

「……少し激し過ぎたかしら? ごめんなさい。
ふふっ、あなたって案外ノーマルなのね。でも人殺し呼ばわりはひどいわ。
また今度、あなたの準備が出来てから、ゆっくりと愛を確かめ合いましょう。
アビヤント、ダルタニャン」

「あ、コンスタンス! そんな! それが君の愛し方だなんて!
激しいよコンスタンス! 激し過ぎるでヤンス~~~~~~!!」



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プチあとがき

「ヤンス〜〜〜〜!!」はいかん!wwwww

この世界の鉄仮面は必殺仕事人、単独で行動しているみたいです。
…となると、敵になるのか、味方になるのか?
それとも、やっぱり鉄仮面は実在しなくて、どこかの王子様(フィリップかも?)が考えた唯のおとぎ話?

そんなことより!
上手く誤摩化してたけど、本気で「始末」するつもりだった……?

拍手ありがとうでヤンス~~~~~~w

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Date:2013/10/21
Comment:0

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