きおくにないうみ ver.3

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□ 青い瞳の妖婦と作家 □

1. 赤い花の香

──Aramis

フランの奴はくたばっちまったみたいだな

7番のカードはまだ使ってないのかい?
情が移る前に切っちまいな

銃士の臭いに慣れ過ぎたんじゃないのか?

黒犬の始末はいつになるんだ?

通達12704361号
機密保持等級4
Aramis



Aramisに与えられた全権を一時凍結しローシュフォール管理下に置く。
監視にはジュサックを、黒犬にはミレディーを付け、ローシュフォールが統括する。
Aramisにはこの通達を知らせてはならない。
従来通り様子を見るが、警戒等級特Aとする。
   以上   






『赤い花の香』

『私の名はルネ。
冬のオレンジのようにありふれた女。
この町に部屋を借りてもう7年、今日も昨日も同じような一日。
閉じ込められてドアをたたく恐怖小説の主人公のように、私の胸を打ち続けるもう一人の私がいる。』

『窓の外の子供の声を背に、女はシャツを着替えた。
カーテンは夕日に赤く染まり、時折思い出した様に吹く風が、女の肩をなでた。』
  :
  :
  :



「どうだいコンスタンス、ここからの展開には自信があるんだ。
なんて言うのかなぁ、ほら、創作意欲って言うのかなぁ。
書きだすとペンが止まらないんだ……」

「ルネのモデルは誰?
私の知らない女性がモデルなのかしら?」

「おおお、コンスタ~~~ンス、ルネのモデルは俺の理想の君で、俺の頭の中には君しかいないんだ~。
君が自分のことを教えてくれないから、色々と想像をふくらませてしまうんだ~。
だから、コンスタンス……」

「と・こ・ろ・で! ……あなた、記憶は戻ったの?
このまま全てを忘れて生きて行くつもり?」

「…………ダメなんだ!
海岸に流れ着いたあの日より前のことは何一つ思い出せないんだ!
だけどもうどうでもいいんだ!  過去なんか捨てて、小説を書いて……
そして、コンスタンス! 君と!」

「やめて、ダルタニャン!
私急いでいるの。あなたも忙しいんじゃなくって?」

「おおお、コンスタ~~ンス、君の言うとおりさ……
だけど、その…… なんて言うかなぁ、
もし俺のこの作品が出版されたら……」

「言わないで、ダルタニャン、わかってるわ。
だけどもう少し考えさせて。私、今日はもう行かなくちゃいけないの」

「おお、コンスタ~~ンス ウヴァテュ~
ジュテ~~~~~~~~~~~~~~~ム
ケスコンヴァフェールドゥマ~~~~~ン」



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プチあとがき

キャラ崩壊だけでなく、死にネタなども含むので、ご注意ください。
一応シリアスです。基本、会話のみ(地の文なし)で進みます。

10年以上前に遊んだ某シミュレーションRPGのミニゲームを元にしています。もしかしたら知ってる人いるかもしれませんね。
でも、ゲームのテキストに名前を入れ替えるだけじゃなく、伏線やフラグ(同じだ)をぺしぺし仕込んでますので、お楽しみに〜



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Date:2013/09/23
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